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NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR レビュー|800枚撮って分かった良かった点と気になった点【作例】

アイキャッチ画像。木目の床に置いたNikon Z30とNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRに、16-50mm f/2.8 VR レビューの文字が入っている

どうも!!よっさん(@YossanCamBlog)です!

今日は、標準ズームレンズ NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR のレビュー記事を書きたいと思います。

購入してから800枚前後撮影しているので、その使用感をお伝えできたらなと思います!!

このレンズの使用感を知りたい方に向けて書いていきますので、DXのカメラで次のレンズを探している方にも読んでもらえたら嬉しいです。

私はこのレンズをZ30とZ50Ⅱの両方で使っていて、この記事に出てくる作例もその2台で撮ったものが混ざっています。どのカメラの話かではなく、レンズの話として読んでもらえたらと思います。

ぜひ、最後までお読みください!!

どんなレンズなの?

ニコンのDX(APS-C)用としてはめずらしい、ズーム全域でF2.8の標準ズームです。35mm換算で24-75mm相当なので、広角から中望遠の手前までを1本でカバーすることができます。

木目の床に置いたNikon Z30とNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR。ストラップが伸びている
私はZ30に付けて使っています
焦点距離16-50mm(35mm換算 24-75mm相当)
開放F値F2.8通し
手ブレ補正5.0段(CIPA2024・中央)
最短撮影距離16mm 0.15m / 50mm 0.25m
最大撮影倍率0.24倍
フィルター径67mm
質量約330g

ひとつだけ、買うときに気をつけておきたいのがフィルター径です。このレンズは67mmなんですが、Z30やZ50Ⅱのキットレンズ(16-50mm f/3.5-6.3 VR)は46mmなので、キットレンズからのステップアップをお考えの方はフィルターもお忘れ無く!

購入した背景

私はこのレンズが発表されたタイミングで予約して、発売日当日に手に入れることができました。

購入した背景としては、明るくてVR(手ブレ補正)機能がついたレンズが欲しかったからです。

撮影した動画でお見せできるものはありませんが、手ブレ補正がついたレンズで撮影する動画はブレが少なく、子供や奥さんを綺麗に撮ることができて、満足しています。

また、静止画についても室内や暗所での撮影で、手ブレ補正からくる安心感を感じています。

ここからは、使っていて気になった点、良かった点について書いていこうと思います。

使用していて、気になった点

カメラに取り付けたときの出っ張りが気になる

キットレンズと比べると、Z30やZ50Ⅱと組み合わせたときの出っ張りが気になります。

Nikon Z30にNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRを付けた状態を斜め前から。レンズが前に張り出している
Nikon Z30に付けたところ。前から見ると、レンズがここまで出ます

大三元レンズを基準に考えれば十分小さくて軽いんですが、持ち運ぶことを考えると、やっぱり大きく感じてしまうんですよね。

写真を撮りに行く前提で荷物を持っていくなら気になりません。ただ、思い出を撮影しにいくためにカメラを使う私にとっては、組み合わせたときのシルエットが気になってしまいます。

今は、カメラにこのレンズを取り付けた状態でカメララップに包んで、リュックの中に忍ばせて運んでいます。

最近は子供のおむつやミルクも一緒に持ち運んでいるので、公園でピクニックしたり、一緒に植物園を散歩したりしにいくにしても、もう少しシルエットが小さくなってもらえると嬉しいなあなんて思います。

16mm側は構図が難しい

これは私の腕の問題でもあるんですが、16mm(換算24mm)側は難しいなと思いました。

広く写るぶん、写り込むものが増えるんですよね。50mmなら近づくだけで背景が勝手に整理されるんですが、16mmではそれが起きません。何を主役にして、手前に何を置くのかを、自分で決めないといけないなと感じました。

ここは慣れが必要そうです。広角が得意な方には、逆に楽しいところなのかもしれませんね。

穂のような形の赤い花が群れて咲く花壇。16mm・F2.8で撮影
16mm ƒ/2.8 1/320秒 ISO100(Z30)|穂のような形の赤い花です

良かった点

質感が出るレンズ!

これは私の感覚で話をしてしまうのですが、質感というか、空気感が撮影しやすいレンズだなーっというふうに感じます。

次の4枚は、私の手と、子供のぬいぐるみと、ある公園で撮影した名も無き草と鯉なんですが、どれも空気感が撮れていると思いませんか?

窓からの光が当たった手の甲。結婚指輪が光り、背景は暗く落ちている
50mm ƒ/2.8 1/100秒 ISO100(Z50Ⅱ・マニュアル)|窓から入った光が当たっているところ以外は、暗いままです
ラグの上に置かれた多色のぬいぐるみに、窓からの日差しが斜めに当たり影が伸びている
50mm ƒ/2.8 1/80秒 ISO100(Z50Ⅱ・マニュアル)|床に差し込んだ日差しと、伸びた影
木陰の地面に一本だけ立つ草に光が当たっている。背景の林は暗くボケている
50mm ƒ/5.6 1/200秒 ISO320(Z50Ⅱ・マニュアル)|木陰の中で、この草にだけ光が来ていました
浅い池の水面から背びれを出して泳ぐ鯉。50mm・F2.8・1/500秒
50mm ƒ/2.8 1/500秒 ISO100(Z30・Aモード)|浅い池を泳ぐ鯉です

感覚の話で終わらせたくなかったので、この4枚の撮影データを並べてみたんですが、共通点が3つありました。

どれも明暗差のある光を選んでいること。暗いところを暗いまま置いていること。そして、どれも50mm(換算75mm)で撮っていることです。

つまり空気感というのは、明るいところと暗いところの差を、そのまま残すことなのかなと感じています。

軽いは正義!

やっぱり軽いは正義だと思います。

レンズ単体で約330gです。F2.8通しの標準ズームでこの重さは、かなり軽いほうかなと思います。私はZ30に付けていることが多いんですが、Z30本体が約405gなので、合わせても約735gで持ち歩くことができます。

半日近く、公園や植物園を散歩して使っていることが多いです。

カメラはネックストラップで首からかけて撮影していますが、まったく疲れませんでした。

軽いと、公園や植物園での時間を楽しんでいるときに、カメラが原因で疲れたなーとか、ちょっと休憩しようと思うことがありませんでした。

個人的に、これはうれしいですね!

私にとっては、カメラは思い出を残すための道具ですから!

VR(手ブレ補正)機能はすごい!

私が使っているZ30とZ50Ⅱには、どちらもボディ内手ブレ補正がありません。手ブレを止める手段は、シャッタースピードと、レンズ側のVRだけということになります。なので、買う前にいちばん気になるところかなと思います。

ここからは試しに、あえてシャッタースピードが1/15秒以下になるように撮影してみたときの結果を書いていきますね。

16mm(換算24mm)であれば、1/15秒以下でも手ブレはほとんどありませんでした。

木陰のベンチと玉砂利の地面。16mm・1/13秒の手持ちで、砂利の粒まで止まっている
16mm ƒ/7.1 1/13秒 ISO100(Z30)|砂利の粒まで止まっています

一方で、望遠端の50mm(換算75mm)では手ブレすることがありました。

紫と白の小花の花壇。50mm・1/13秒の手持ちで、花と葉が同じ方向に流れている
50mm ƒ/18 1/13秒 ISO100(Z30)|花と葉が同じ方向に流れています。私の手が動きました

脇を締めて、意識して撮影すれば手ブレさせないようには撮れるんですけどね。意識していても1/15秒以下はなかなか難しいですね笑

焦点距離シャッタースピード結果
16mm1/13秒止まりました
50mm1/13秒止まりました
50mm1/13秒手ブレしました
42mm1/15秒止まりました

同じ50mm・1/13秒でも、止まった1枚と流れた1枚がありました。このあたりから、止まるかどうかが構え方次第になってくるという感じですね。

シャッタースピードを揃えたかったので、1/13秒の3枚だけシャッター優先(Sモード)で撮っています。絞りはカメラ任せなので3枚ともF値は違いますし、枚数を数えるテストもしていません。「何枚中何枚が止まった」という数字はお出しできないので、そこはご容赦ください。

今回はあえてシャッタースピードを1/15秒以下で撮影しましたが、静止画の場合は基本的にISO感度やF値でシャッタースピードを調整することができるので、今回おこなったみたいな極端なシャッタースピードで撮影することは、なかなかないですけどね。

シャッタースピードについて気になる方はこちらの記事をお読みください!

サムネイル シャッタースピードとは? 使いこなせば、写真の表現が変わる! 室内で撮った2枚の比較。左は1/6秒ISO100でブレた写真、右は1/100秒ISO800で止まった写真 室内で写真がブレる原因と直し方|ISO100のまま撮って1/6秒になった話【作例と実測値】

75mmの中望遠をF2.8で撮影することができる!

APS-CのF2.8なので、フルサイズのような溶け方はしません。それでも50mmまで伸ばして近づけば、背景はしっかりとボケて、背景を整理することができますよ!

思い出の撮影という観点であれば、このレンズ1本で十分かもなーって私の中では思っています!

緑の葉を背景に、紫色の小さな実が房になって枝先についている。50mm・F2.8で撮影
50mm ƒ/2.8 1/250秒 ISO100(Z30)|紫の実。背景の緑が面になっています
花びらが幾重にも重なった赤い花。背景の緑と柵がボケている。50mm・F2.8
50mm ƒ/2.8 1/400秒 ISO100(Z30)|赤い花。奥の柵が溶けました

けっこう寄れます!

このレンズ、50mmで最短0.25m、最大撮影倍率0.24倍まで寄ることができます。16mm側なら0.15mです。

下の2枚は、ピントが合わなくなるところまで寄って、そこから少し下がって合わせたカットなので、ほぼ最短撮影距離だと思います。

黄色い花に50mm・F2.8で寄って撮影。花の中心にピントが合っている
50mm ƒ/2.8 1/400秒 ISO100(Z30)|黄色い花
ピンクの花に50mm・F2.8で寄って撮影。中心の黄色いしべにピントが合っている
50mm ƒ/2.8 1/200秒 ISO100(Z30)|ピンクの花。中心のしべにピントを置きました

マクロレンズを持っていかなくても、花1輪で画面を埋めることができます。植物園を散歩するのに、これはありがたかったですね!

作例

ここからは、本文で使わなかったものを中心に、この日撮った写真を並べておきますね。すべて Nikon Z30 + このレンズ、手持ちで撮ったものです。

紫と白の小花を50mm・F2.8で撮影。背景の花と葉が大きくボケている
50mm ƒ/2.8 1/800秒 ISO100|一面の花壇の中から、1輪だけを抜いてみました
石垣の前に咲く青紫の花。50mm・F2.8・1/250秒。石垣がボケている
50mm ƒ/2.8 1/250秒 ISO500|石垣の前に咲いていた花。後ろの石がきれいに溶けてくれます
青い背景の前に咲く白い小花。50mm・F2.8・1/200秒。背景が色の面になっている
50mm ƒ/2.8 1/200秒 ISO500|温室の白い小花。背景の青が、そのまま色の面になりました
飼料箱に頭を入れて餌を食べる羊。50mm・F2.8・1/400秒
50mm ƒ/2.8 1/400秒 ISO100|餌を食べている羊。被写体との距離がある場合は、背景はそこまでぼけません。
地面に落ちた3本の細い日差し。50mm・1/13秒の手持ちで止まっている ※予備
50mm ƒ/10 1/13秒 ISO100|地面に落ちていた日差しです
白と紫の小花が一面に咲く花壇を16mmの広角で。F2.8・1/640秒
16mm ƒ/2.8 1/640秒 ISO100|こちらは16mmまで引いて、花壇全体を撮りました

どんな人におすすめか

ここまで書いてきたことをふまえて、まとめておきますね。

いちばん大きいのは、やっぱり暗いところに強いことだと思います。室内でも木陰でも、ISOを上げずにシャッターを切ることができるので、設定をいじらずに撮り続けることができます。Z30やZ50Ⅱのようにボディ内手ブレ補正がないカメラだと、ここはレンズ側でしか埋めることができません。あとは、75mm相当をF2.8で使えるので、近づけば背景を整理することもできます。

おすすめしたい方

  • 明るい標準ズームレンズを持っていない方
  • ボディ内手ブレ補正のないカメラを使っている方
  • 静止画も動画もこれ1本で済ませたい方

逆に、明るい屋外だけで撮るのであれば、F2.8の出番はそれほど多くないかなと思います。あとは持ち運びですね。出っ張りは正直あるので、とにかく小さくしたい方には向いていません。

見送ってもいいなあと思う方

  • 屋外での撮影がメインで今のズームレンズで問題ない方
  • 荷物をコンパクトにまとめたい方

最後に一緒に買って良かったフィルター

Kenko PRO1D Smart Variable NDXⅡ(Variable ND Initial N)

レンズ先端に取り付けたKenko PRO1D SMART VARI NDXⅡの寄り。製品名と目盛りが読める
Kenko PRO1D Smart Variable NDXⅡ。目盛りがついているので、どれくらい下げているかが見て分かります

動画の撮影も視野に入れていたので、このNDフィルターを購入しました。

普段は普通のフィルターとして使えますし、周りが明るすぎるときはレンズに入ってくる光を調整することができます。

とくに目盛りがついているので、どの辺くらい制限しているかが直感的にわかりやすい点が気に入って使っています。

静止画に限らず動画でも明るすぎると白飛びしてしまうくらい天気がいいときはNDフィルターが重宝しますよ!

カメラに付けたレンズを正面から。フィルター枠に67mmの刻印が見える

フィルター径は67mmのものを購入して使っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最後に、今回分かったことをまとめておきますね。

  • 空気感の正体は、明るいところと暗いところの差を、そのまま残すことかなと思っています
  • 75mm相当をF2.8で使えるので、近づけば背景をしっかり整理することができます
  • VRは16mm(換算24mm)なら1/13秒でも止まりました。50mm(換算75mm)手ブレは起きやすいです。
  • 最短0.25m・0.24倍なので、マクロレンズ並みに寄って撮影することができますよ!
  • レンズ単体で約330gと軽い!
  • 気になるのは、カメラに取り付けたときのシルエットが大きくなってしまうこと。

発売日(2025年10月31日)に買ってからここまで使ってきて、一番良いと思う点はVR機能が付いていることですね。
暗所なシーンでも安心して撮影できます!

室内でも、夕方でも、木陰でも、設定を大きく変えずにシャッターを切ることができます。
最近では室内で子供の撮影をしたりするんですが、シャッタースピードが遅くても撮影できるのはとっても嬉しいです。

動画での使用感については、また別の記事を書いていきたいと思います!

NikonのAPS-C カメラで次のレンズを探している方の参考になれば嬉しいです!!

最後までお読みくださりありがとうございました!!

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