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雨の日の写真の撮り方|透明傘1本で紫陽花を撮る。設定と機材の守り方【作例あり】

どうも!!よっさん(@YossanCamBlog)です!

「せっかくの休みなのに、朝から雨…」
「雨の日ってカメラを持ち出していいの?濡れたら壊れちゃう?」

カメラを買ったばかりの頃、私もまったく同じことを思っていました。天気予報に傘マークがついているだけで、その日の撮影は諦めていたんです。

でも、思い切ってNikon Z30を雨の日に持ち出してみたら…晴れの日には絶対に撮れない写真がゴロゴロ転がっていました!!

この記事では、まず一番気になる「雨の日にカメラを使って壊れないの?」にはっきり答えたうえで、私が実際にやっている雨対策(主役はなんと、コンビニの透明ビニール傘です!)、雨らしさを写す設定、そして撮影後のケアまでまとめて解説します!

…と言われても、雨の日に何が撮れるのかピンとこないかもしれません。まずは3枚だけ見てください。すべて雨の日に撮ったものです。

雨が降る公園の池。花菖蒲と紅い楓、木の橋が見える
雨の日の公園。花菖蒲も楓も、濡れると色が濃くなります。よく見ると、細い雨の線が写っています
雨の日の紫陽花。葉に大粒の水滴がたくさん乗っている
葉に乗った水滴。これは晴れの日には存在しません
雨に濡れた紫陽花。背景に紫の紫陽花がボケている
紫陽花は雨の日がいちばん綺麗だと思っています

どれも特別な機材は使っていません。カメラ1台と、コンビニの透明ビニール傘だけです。

「こういう写真が撮れるんだ」と思ってもらえたら、あとは壊さない準備設定を押さえるだけ。順番に見ていきましょう!!

先に、大事なことを1つだけ。この記事は「防塵防滴だから濡れても平気ですよ!」とは言いません。むしろ逆です。正確なところを知っておいたほうが、安心して雨の日を楽しめますからね。それでは、いってみましょう!!

結論|雨の日もカメラは使える。ただし「防塵防滴」を過信しないこと

結論から言います。雨の日でもカメラは使えます!ただし、条件付きです。

雨の日撮影の現実的なライン

  1. 小雨・短時間ならOK(30分〜1時間くらいの散歩スナップ)
  2. 本降り・長時間・強風のときはやめておく
  3. 撮り終わったらその場ですぐ拭く

Z30は「防塵防滴」をうたっていません|Z50Ⅱ・Z6との違い

ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。

ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。じつは「防塵防滴」の扱いは、同じニコンのZシリーズでも機種によってまったく違います。ざっくり3段階に分かれます。

  • Z30…防塵防滴の記載がそもそもありません。ニコン公式の「主な仕様」に防塵防滴の項目自体が存在せず、製品特長ページにもシーリングの説明はありません。つまりニコンは、Z30について防塵防滴を一切うたっていないということです
  • Z50・Z50Ⅱ…「防塵・防滴に配慮した設計」と公式に書かれています。ただし「配慮した」であって、防水性能を保証するものではありません
  • Z6…上位機のZ7と同等の本格的なシーリング。公式にシーリング箇所の図も公開されています。それでも防水ではありません

私も以前は「Z30も防滴に配慮くらいはされているだろう」と思い込んでいたのですが、公式サイトを隅々まで確認したらどこにも書かれていませんでした。メーカーが書いていない以上、Z30は「濡らさない前提」で運用するカメラと考えるのが正解です。

※出典:ニコン公式 Z 30 主な仕様Z 30 製品特長(2026年7月時点で、防塵防滴に関する記載はありません)

とはいえ「Z30では雨の日に一切撮るな」と言いたいわけではありません。私自身、Z30を持って雨の日のスナップに出かけています。ただしそれはあくまで自己責任で、小雨・短時間に限った話です。実際、私はこんなルールを自分に課しています。

  • 傘の下からカメラを出さない…雨が直接当たる時間をゼロに近づけます
  • 屋外でレンズ交換をしない…マウント内部に水が入るのが一番怖いパターンです
  • こまめに拭く…水滴を見つけたらその場で拭き取る。溜めないのがコツです
  • 本降りの日は持ち出さない…迷ったらやめる。これが一番効きます

キットレンズ(NIKKOR Z DX 16-50mmなど)も防塵防滴をうたっていません。ズームで鏡筒が伸びる構造なので、むしろボディより気をつかいたい部分だったりします。

そして、お詫びと訂正を1つ。私は以前この記事の古いバージョンで「ニコンのカメラは防塵防滴なので濡れても良いと思います」という趣旨のことを書いていました。改めて公式サイトを確認したところ、これは正確ではありませんでした…!とくにZ30は防塵防滴をうたっていないカメラですから、「ニコンだから濡れても平気」という書き方は完全に誤りです。初心者の方がこれを真に受けて、大切なカメラを壊してしまったら大変です。この場できちんと訂正させてください!!

雨の日の持ち物と対策|主役は「コンビニの透明傘」

雨の日の撮影というと「レインカバーを買いましょう」「防水バッグを揃えましょう」という話になりがちですが…正直に言います。私は透明のビニール傘1本で紫陽花を撮ってきました。数百円のコンビニ傘です!

そして、これが想像以上に優秀だったんです。

透明傘が優秀すぎる3つの理由

  1. 光を通すから、被写体が暗くならない…色つきの傘だと傘の色が写真に乗ってしまいます(緑の傘なら緑かぶり)。透明ならその心配がありません
  2. 傘越しに被写体が見える…下から覗き込むような構図でも視界を塞がないので、フレーミングしやすいです
  3. どこでも数百円で買える…濡れても惜しくないし、旅先で急に降ってきても調達できます

「カメラを雨から守る」という一点だけ見ればレインカバーの方が上ですが、傘は自分とカメラを同時に守れるのが強いところ。小雨のスナップなら、これで十分に事足りました!

片手に傘、片手にカメラ。実際どう撮る?

とはいえ、片手が塞がった状態での撮影はやっぱり難しいです。私が実際にやってみて「これはいい」と思った工夫を並べておきます!

  • ストラップは必ず首か手首に通す…片手撮影は落下リスクが跳ね上がります。これだけは絶対に!
  • 傘の柄を肩と首の間に預ける…一瞬だけ両手が使えます。シャッターを切る瞬間だけこの体勢に
  • 脇を締めて、シャッタースピードは1/125以上…片手だとどうしてもブレやすいので、SSに余裕を持たせます
  • 広角寄りで撮る…望遠側は手ブレが目立つので、片手のときは広角側が安全です
  • タッチAFを使う…背面モニターをタップするだけでピント合わせとシャッターが完結するので、片手でもラクに撮れます

タオル2枚とレンズフードも忘れずに

持ち物として、地味に効くのがこの2つです。

  • タオル2枚…1枚はボディ用、もう1枚はレンズ前玉用。同じタオルで拭くと、ボディに付いた砂やホコリでレンズを傷つけてしまいます。レンズ用はマイクロファイバークロスが理想です
  • レンズフード…雨よけとして本当に有能。前玉に直接雨粒が落ちるのをかなり防いでくれます。普段外している方は、雨の日こそ付けてください!

本降り・長時間ならレインカバーという選択肢も

ここは正直にお伝えします。私はカメラ用のレインカバーを使ったことがありません。なので「これがおすすめです!」とは言えません。

ただ、一般的な選択肢として知っておくと安心なので、簡単にだけ紹介しておきますね。

  • 専用レインカバー…カメラごと覆うタイプ。数千円から。本降りの中で長時間撮る予定があるなら検討の価値ありです
  • ビニール袋+輪ゴム…応急処置の定番。袋の底に穴を開けてレンズを出し、輪ゴムで留めるだけ。急な雨のときの逃げ道として覚えておくと安心です

私が実際に使ってみたら、そのときは正直な感想を追記しますね!!

雨らしさを写す設定レシピ

ここからが楽しいところ!雨の日はシャッタースピード(SS)で写真の表情がガラッと変わります。数字で覚えてしまいましょう!

雨粒を「止める」なら1/1000

降っている雨を粒として写し止めたいときは、SSを1/1000くらいまで上げます。下の写真がまさにそれで、背景に雨が映り込んでいるのが分かるでしょうか?

雨の日に撮影した写真。背景に雨粒が点として写っている
ƒ/2 1/1000 40mm ISO100|背景に雨粒が点として写り止まっています

設定はƒ/2・1/1000・ISO100。雨の日は暗いので、SSを上げるとどうしても光が足りなくなります。そこでF値を開放(数字を小さく)にして光を稼ぐのがポイント。それでも足りなければISOを上げていきましょう。

雨を「線」で見せるなら1/60前後

逆に、雨を降りしきる線として表現したいときはSSを1/60〜1/125あたりまで落とします。雨粒が流れて、いかにも「雨が降っている」感じの写真になります。

ただしSSを落とすと手ブレしやすくなるので、脇を締めるか、壁や柵にカメラを預けて構えてくださいね。背景が暗い場所を選ぶと、雨の線が浮き上がって写りやすいです!

ちなみに、私はまだこの「線で見せる」撮り方に成功していません。雨の日はどうしても紫陽花や水滴に目がいってしまって、雨そのものを狙うところまで手が回っていないんです。うまく撮れたら作例を追加しますね!!

水滴のマクロは「絞り開放」で

雨の日の主役といえば、葉っぱの先や枝に溜まった水滴です。今にも落ちそうな一粒を狙うときは、F値を開放にしてグッと寄ります。

葉に溜まった水滴のクローズアップ。背景が大きくボケている
ƒ/2.8 1/80 40mm ISO100|ピントは手前の水滴に。奥が大きくボケるほど瑞々しさが際立ちます

これはƒ/2.8・1/80・ISO100で撮ったもの。背景が大きくボケることで、水滴の瑞々しさだけが際立ちます。ピントは水滴のいちばん手前に合わせるのがコツ。開放はピントの合う範囲がとても薄いので、タッチAFで狙った一粒をきちんと指定してあげてください!

露出補正はマイナス、ホワイトバランスは「曇天」

最後に、雨の日ならではの2つの設定を!

  1. 露出補正は -0.3〜-1.0…カメラは明るい空を見て明るさを決めがちですが、雨の日はあえて少し暗めに撮ると、しっとりした雨の空気感が出ます。白トビも防げて一石二鳥!
  2. ホワイトバランスは「曇天」…オートだと青白く沈みがち。曇天にすると少し暖かい色になって、写真がぐっと落ち着きます

このあたりの考え方は曇りの日の写真撮影のコツ|設定・ホワイトバランスで印象が変わるでも詳しく解説しているので、雨上がりや曇り空の日はそちらもあわせてどうぞ!
逆に、晴れて光に向きがある日の撮り方は逆光の撮り方|光条・透過光・シルエットにまとめました。天気ごとに読み分けてもらえると嬉しいです!

雨の日ならではの被写体

設定が分かったら、あとは「何を撮るか」。晴れの日には存在しない被写体が、雨の日にはたくさんあります!

透明傘 × 紫陽花|私の雨の日スナップの原点

これは私自身の体験なのですが、梅雨のある日、コンビニで買った透明のビニール傘だけを持って紫陽花を撮りに行きました。レインカバーもなし、防水バッグもなし。カメラはZ30とキットレンズだけです。

正直、行く前は「こんな装備で大丈夫かな…」と不安でした。でも実際にやってみたら、紫陽花って雨の日がいちばん綺麗なんです。花びらに乗った水滴、雨で色が濃く出た葉っぱ、しっとり湿った空気。晴れの日に見た同じ紫陽花とは、まるで別の花でした。

透明傘のおかげで、紫陽花に思いっきり近づいても傘が邪魔にならず、光も遮られない。片手は塞がっていましたが、タッチAFでどうにかなりました。「装備がないから雨の日は無理」ではなかったんです。これが今でも、私の雨の日スナップの原点になっています!

雨に濡れた額紫陽花。奥にピンクの紫陽花が見える
額紫陽花も雨がよく似合います。奥のピンクをボカして、手前の一輪を主役に
雨に濡れた紫陽花の寄り。背景が大きくボケている
思い切って寄ると、花びらの色の移り変わりだけで一枚になります

紫陽花の撮り方そのものは誰でも簡単!紫陽花の撮影テクニック完全ガイドにまとめてあるので、梅雨の時期はぜひセットで読んでみてください!

濡れた路面が光る。そして夜はもっとすごい

雨に濡れたアスファルトは、街灯やお店の光を反射してキラキラ光ります。乾いた路面ではただの地面ですが、濡れた瞬間に主役級の被写体に変わるんです。

そしてこれ、夜になると本気を出します。信号や看板の光がにじんで、映画のワンシーンみたいな一枚が撮れます。夜の撮影設定はナイトスナップに挑戦!にまとめているので、雨の夜に挑戦したい方はぜひ!(私も「雨の日のナイトスナップ」は、ずっとやってみたいと思っているテーマです!!)

撮影後のケアが一番大事|壊れるのは「その日」じゃなく「数日後」

ここ、本当に大事なので強調させてください。雨で壊れたカメラの多くは、その場では普通に動いています。不調が出るのは数日後です。「あのとき濡れたまま放置したせいか…」と気づいたときには手遅れ、というパターンが怖いんです。

帰宅したら、この3ステップだけは必ずやってください!

雨の日撮影のあとにやる3ステップ

  1. 拭き上げる…乾いたタオルでボディ全体を拭きます。ダイヤルの隙間、グリップ、端子カバーの周りは水が残りやすいので念入りに
  2. マウント部を確認する…レンズを外して、ボディ側とレンズ側の接点に水滴がないかチェック。ここが濡れたまま通電するのが一番危険です。※必ず乾いた屋内で、カメラを下向きにして外してください
  3. 乾燥させる…すぐにバッグへしまわず、風通しのいい場所で数時間。バッテリーとSDカードは抜いて、蓋も開けておくと安心です

そして、乾かしたあとの保管も忘れずに。雨の日の翌日に気をつけたいのが湿気とカビです。レンズの内部にカビが生えると個人ではどうにもできず、修理費もそれなりにかかります…。

防湿庫やドライボックスを使った保管方法はカメラの湿気・カビ対策の記事にまとめているので、雨の日デビューの前にぜひ読んでおいてください!

それでも、雨の日は「発見」がある

ここまで注意点をたくさん書いてきましたが、最後に一番伝えたいことを。

私が初めて雨の日にカメラを持ち出したとき、正直「たいした写真は撮れないだろうな」と思っていました。でも実際に歩いてみると、いつもの散歩コースがまったく違う場所に見えたんです。

葉っぱの先で震えている水滴。傘の花が咲いた交差点。色が濃く見える紫陽花。光を反射する路面。どれも、晴れの日には存在しない被写体です。

それに雨の日は撮影している人が少ないので、人気スポットも空いています。じっくり構図を考えられるのは、地味に嬉しいポイント!

「天気が悪いから今日は撮影お休み」ではなく、「雨だから撮れるものを探しに行こう」。この発想に切り替わってから、私はカメラを持ち出す日が明らかに増えました。雨の日のスナップには、間違いなく発見があります!!

まとめ|小雨・短時間・すぐ拭く。それだけで雨の日は楽しめる

長くなったので、最後にポイントをまとめます!

  1. Z30は公式に防塵防滴の記載がありません。「濡らさない前提」で運用する
  2. Z50Ⅱは「防塵・防滴に配慮した設計」。それでも防水ではないので過信しない
  3. Z6はZ7と同等のシーリングでもう一段強い作り。それでも濡らしていいわけではない
  4. 現実解は「小雨 × 短時間 × すぐ拭く」
  5. 装備は透明のビニール傘・タオル2枚・レンズフードから。本降りならレインカバーも選択肢
  6. 設定は雨を止めるなら1/1000、線にするなら1/60前後。水滴は絞り開放、露出補正はマイナス、WBは曇天
  7. 帰宅後は拭く→マウント確認→乾燥の3ステップを必ず

雨の日は「カメラを守る意識」さえ持てば、初心者の方でも十分に楽しめるシーンです。まずは近所を30分だけ、透明傘を持って歩いてみてください。きっと何か見つかりますよ!!

「そもそも設定の基本があやしいかも…」という方は、カメラの始め方ロードマップのSTEP3(明るさの決め方)から順に読んでもらうのがおすすめです。この記事はSTEP5の実践編にあたります!

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!それでは!!また次の記事でお会いしましょう!!!

【参考にした公式情報】
ニコン|Z 30 主な仕様
ニコン|Z 30 製品特長
※本記事の防塵防滴に関する記述は、2026年7月時点のニコン公式サイトの記載にもとづいています。

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